辛抱と我慢

可哀想だが、ニューグリーンF剤を投薬した。
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我が家にココの水槽の3匹がやって来てから、はや一週間が経とうとしているが、
“白点”と“エラ”の症状は一進一退だった。“エラ”の処方箋は、一歩間違えると
全然関係ない細菌だった!?という事にも為りかねないので、見極めが大切だ。

水温は変わらず25℃設定。ストレスが溜まろうが、辛抱と我慢をしておくれ。
これからの方法と手順は、この状態から2/5~1/3づつ、毎日水替えを行い、
各細菌を槽内から流す。とりあえず白点菌をメインに考え、菌が魚体からの離脱を
確認次第、秘伝の薬を投入~27℃オーバーまで加温する予定。
その間も勿論少量、給餌は行うが、ほとんどクロレラのみ。(現在既にクロレラへ移行)
ちなみに薬は、メーカー指定投与量の約半分のみ!
くれぐれも真似されないように!

                           ◆

さて、浜錦やパール系を飼育されいる諸氏のHPなど訪問してみるとパール鱗特有の
諸症状や変化について、誤解や勘違いされている方をしばしば目にする。初心者の私でも
解かる範囲でちょっと意見と説明を述べたい処がある。
個体差・環境の違いが有るので、一概に断定は出来ないが、我が身を振り返って
参考にして頂ければ幸いです。

事例1):
お腹が大きく膨れ、鱗の周りが充血する。或いは、
赤斑病を発症したか?


→病気というよりは、まず環境と水質を疑いましょう。2~3日間、1/3水替えを行うと
 ほとんどの場合症状は改善されるはずです。
 1)密飼い
 2)酸欠
 3)ph変化                             ・・・が要因です。

→それでもしも改善傾向が見られない場合、あなたの水槽の温度は幾ら?
パール系が好む温度は、最低20℃前後からとされていますので、特に初心者の方では
22℃設定ぐらいをお薦めしておきます。(逆に28℃位の高温にも弱い)
勿論それ以下の水温でも飼育は可能ですが、消化器系に負担をかけない為に、給餌は
ごく控え目にすることが基本です。慌てて、塩水や薬浴などしていませんか?
それらを考慮・処置のうえ、それでもまだ改善されない場合に初めて赤斑病を疑います。

→赤斑病のほとんどは、エロモナス菌の一種ですので直ちに隔離が必要です。
市販薬では、グリーンFゴールドやパラザンの投与が有効のようです。
同じ水槽内で、穴空き病・まつかさ病・エラ病などが発症しても不思議ではありませんので、
ある程度の予備水槽や水源、治療薬と時間を想定していた方がよいと思います。

                           ◆
事例2):
鱗の下から水泡のような突起物が発生した。病気ですか?また、伝染するの?

→個体差・症状の差は有りますが、現在病気と断定すには時期尚早だと思われます。
巷では、水泡病・ガマガエル病などと呼ばれることもあるようですが、私の経験では
それが原因で直接死に至るような病気ではなく、他の要因で体内バランスを損ね、
二次的に水泡が発症した?と、とらえたほうが理にかなうのです。この症状も「エロモナス
が原因」との話も聞きますが、果たしてそうなのでしょうか?詳しい情報をお持ちの方が
いらっしゃれば是非、向学と今後のために・・・。

→水泡突起物は我が家の浜錦でも良く現れていましたが、なんら健康に差し障りは
有りませんし、伝染も有りませんでした。 事例1)と全く同様、まず先決は水質を
疑うことからはじめましょう。
その症状と気長に付き合ってゆく?と考えられてはいかがでしょうか。

→また“塩”を過信し、いきなり投与するのは絶対に避けるべきです。特に昨今人気の
ピンポンパールは塩がかなり苦手な金魚です。

                           ◆
事例3):
水面に浮いたまま(或いは沈んだまま)で正常に戻らない。

→丸手の金魚やパールに多い転覆病とか浮き袋病と言われる症状のようです。これは
決定的な治療法が確立されていない、やっかいな病気として有名ですが、私の見解では、
ひっくり返った金魚の全てが直接的に浮き袋の調節器官の不具合によるものとは、
考えられない節も有ります。

 1)エラの機能
 2)体質的な遺伝                           ・・・が、考えられます。

一時的、慢性的な便秘の場合でも転覆症状をみせるケースがあります。その場合は、
迷わず!ココア浴(摂取)ですね。

→まず魚の浮き袋の一般的な機能について・・・。
浮き袋は空気(酸素、二酸化炭素、窒素の混合ガス)の詰まった体内に空いた空洞で、
魚たちはエラから毛細血管を通して血液の余分な空気を溶かしたり必要な量を取り出したり
して浮き袋の調整を行っています。元々は消化器の一部が変異し、やがて肺へ進化、
陸上生活に馴染んでいったと考えられています。

この浮き袋の機能を踏まえて転覆病の考察に入りますが、まず転覆病には慢性的な
ものと急性的なものがあると私は考えます。魚が暴れた時等に頭部(脳・三半規管)に
損傷を受け、一時的または永遠に正常な体位を保てないものを急性だと考え、この場合の
特徴として、逆立ちではなく、ヒラメ状態で底に横たわったり、槽内部に寄りかかる等し、
また急に暴れたりもします。

それと違って慢性的な転覆病は、徐々に浮力調整ができなくなり逆立ち状態になり、
最終的には捕食もできなくなるほど衰弱します。慢性転覆病の原因は上の浮き袋の
機能から2つの器官が重要になります。それは「エラ」「毛細血管」です。エラ病を患った
個体や肥満、高齢化した個体は徐々に逆立ちしていきます。エラ病が原因の場合、長期間
正常なガス交換が行われなかった結果、浮き袋に障害が生じます。また肥満が原因の場合は
脂肪による臓器の圧迫で浮き袋の位置がずれたり、毛細血管が正常に血液や酸素を
送れなかったりするのが原因ではないかと考えています。

転覆病(特に慢性)の治療は非常に困難で、残念ですが一度患ってしまったら完治しないと
思いますので、「予防を心がける」としか言い様がありません。予防、慢性に関しては、
常にエラの状態を確認し、調子が悪いようであれば直ちに処置を行う。
そして内臓脂肪が浮き袋を圧迫しないように栄養バランスを考え特に高齢化し始めたら
給餌量と脂肪分に注意する。また高温飼育は老化を早めるとともに血流量も必要以上
多くなるので過度に代謝を高めないように長期間の高温飼育は控えるなどエラと血管に
負担の少ない飼育をすれば発症はかなり抑えられると考えます。


→そうです!ここでも・・・
 1)密飼い
 2)酸欠
 3)ph変化                            ・・・が、最大要因なのです。

えっ、クロレラ給餌が利くって!?(笑)
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by G-kingyo | 2007-03-30 15:24 | 我が家の浜錦(金魚)

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