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(興奮覚めやらぬ)クラウンパール!!沢山 /その2

* 昨夜の「フルタニ金魚」さんクラウンパール入荷情報はちょっとエポックメイキングな?
 個体群に驚かされ(笑)、まともに記事の一つも書けませんでしたので改めて(^^;

 http://fkc.daoffice.com/

                              (註:文中のクラウンパール=高頭パール)



                            ◆

 【今までの“クラウンパール”という魚種の定義が覆されるような系統?】
 
 なんと云っても過去、日本国内に輸入されたことが無い(?)ような体形に吃驚
 してしまいました。 ご覧の通りの長手体形のクラウンパールです。

 これまでに幾度か触れているように“系統”という言葉を軽々しく論ずるつもりは毛頭
 御座いません。
 なぜなら、拙い私とて、過去に諸先輩方に支えられつつ
 “らんちゅう”を少しだけ経験をさせていただいたからに相違ないでしょう。 しかし、
 個体差はあるとしても、もはや新しい“系統”といって差支えない? とさえ感じる
 個体群ではないでしょうか。
 
 昨年のシーズン(年末の12月~)中にも「随分長手に見せる、珍しいクラウンパールが
 入荷したなぁー・・・」と記憶に新しいのですが、それらとは一線を隔す体形です。
 まるでの日本オランダ様な、まるで関東タイプの東錦の様な・・・私好みな容姿です。
 (過去エントリ参照 → http://hamanisiki.exblog.jp/7551334/ )

 【“長手”金魚の利点】
 
 「頭(カシラ)を下げて沈んでしまう」、「ひっくり返る」、「泳ぎが下手」という観賞生体
 としての心配や弱点を根底から排除してしまいます。おそらく産卵も上手ではないか?
 とも想像してしまいます。
 たまたま今回入荷の個体群が長手ばかりをチョイスされた訳ではなく、そういった
 スタイルのクラウンパールを“作らせた”のだと、取材で判明しました。
 「ようやくココにきてリクエストに近い物が上がって来た・・・」と言われます。

 長手と丸手に優劣が有るわけではありません。以前から何度も繰り返すようにそこは
 全く個人の嗜好
です。また、丸手が必ず「ひっくり返る」訳でもなく、「泳ぎが下手」な
 訳でも有りませんので、くれぐれも誤解なきやうに。

 ただし、金魚に明るい愛好家諸氏ならばバランスのとれた長手個体の見せる魅力は
 私ごときが拙ブログで語るべくも御座いません。 たとえば・・・
 らんちゅうでも、長手がもつあの特有の迫力は?長手の日本オランダの豪華絢爛さは?
 鈴木東の妖艶さは?...............くれぐれも!ボディーだけではなく、尾・頭・各鰭・
 泳ぎ・・・総合的なバランスを指しているのはご理解いただけると思いますが?(^^;

 【中寸・丸手はダメなのか?】

 いいえ、そんなことを申し上げる気は更々御座いません。
 丸手魚体が見せるキュートな表情や表現は、長手タイプでは味わえないペットとしての
 心くすぐる可愛らしさをも併せ持つ魅力があります(^^)
 ただただ、同品種でも長手に極まった個体の「筆舌に尽くし難い」風情を唱えている
 だけです。それは私の個人的で勝手な趣味嗜好と先ほど来繰り返すところですが、
 でも、きっとそんなファンも多いはず(^^;
 私の好きなもう一つの魚種、「浜錦」についても私が長手を好むのは全く同じ理屈です。

 【クラウンパールという品種の将来?】

 なにも大袈裟なことを云うつもりも、勝手な妄想を書き連ねるつもりも御座いませんが、
 近年のクラウンパール(=高頭パール)の容姿の変化・進化(?)は目を見張るものが
 あります。

 当初我々が目にした高頭パール(オランダパールとも当時は呼称?)は普通鱗の
 パールスケールで、中寸のオランダ獅子頭に珍珠鱗をあしらえた様な金魚が思い
 浮かびます。その後まもなく、透明鱗性のパールスケールが市場を席巻したと思います。
 (詳しくは過去エントリ参照 → http://hamanisiki.exblog.jp/7328217/ )

 当時の高頭パールは、特徴の一つである頭部肉瘤は一般的な獅子頭が多く、
 現在の様な豊かで浜錦の様な“水泡状肉瘤”が見られるようになったのは、ここ数年前
 あたりからかと??(余談ですが、個人的にはそこに浜錦の血が故意に混じったもの
 と想像してやみません)

 その後、“ハイヘッド”の冠が付いたクラウンパールが2年ほど前から登場。
 その圧倒的な“水泡状肉瘤”は浜錦のそれを凌駕する発達ぶりには目を奪われます。
 もちろん従来の一つ瘤タイプと二つ瘤タイプ、いずれも存在します。

 市場では圧倒的多数の流通量な透明鱗性のパールスケール(俗に言う“桜タイプ”)
 の他に、結構古くからキャリコ柄の高頭パールも存在していました。しかし“桜タイプ”
 ほど頭も発達せず、またそのキャリコ柄も浅黄色の発色に乏しいものでしたが、
 昨年、体形・色柄とも過去に見たこともないようなキャリコタイプの高頭パール
 (俗に言う“ブルーベース・ブルーキャリコクラウン)は記憶に新しいところです。
 EU圏では以前からとても人気の高い品種だったようです。
 
 透明鱗性のパールスケールをもつ“ハイヘッド”タイプも、目先・目幅の豊かな個体も
 多くみられるようになり、ある意味に於いては“浜錦の存在意義”をも脅かす?ような
 素晴らしい形質を備えた系統もある様です。が、そこはやはり国産金魚と中国金魚の
 趣や風情の差は歴然としたものが存在します。

 そして今回初の長手タイプのクラウンパール・・・はてさて、この品種の目指すところは
 いったい何処にあるのでしょう? 今後、こういった長手タイプが主流になるのかどうか?
 は市場原理の中で判断されていくことでしょうが、バリエーションが増えることは我々
 ファンにとってこの上ない幸せなこと。
 ますます高頭パールから目が離せません!(^^)v
 


                            ◆

* 前述のとおり、クラウンパールファンの末席を汚す私にとっては、エポックメイキング
 なアナウンスに相違なく、お忙しい中にもかかわらず、何度も取材(?)に応じて
 くださった「フルタニ金魚倶楽部」さんに重ね重ね御礼申し上げる次第で御座います。
 ありがとうございました(^^;;
 (ぁあ===っ!画像、また無断転載だぁ~..................m(_ _)m )


 しっかし魅力的な金魚だなぁ~。
 1つと云わず、2~3匹欲しいものですが..............。。。(″´Д`)、、。。
by G-kingyo | 2008-07-08 12:00 | 金魚四方山話

金魚の想ひ出・金魚にみた夢・お母さんに内緒の金魚・・・単一魚種を中心とした、Gと金魚の「愛と偏見」に満ちた?魚ログ


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