なぜそのような質問をされるのか質問してみたい(^^;

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 本日のエントリ内容には、人によっては
グロテスク!不快!と、感じられる
画像を含みますので、アクセス~
閲覧~には充分ご注意ください。

                                  G-Kingyo:管理人
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* さて、昨日の続きとなりますが・・・

 「水泡眼との交配って本当ですか」
 「カシラの瘤は水泡なんですか」

              .....................と、同じ趣旨のご質問を2件!頂いております。
 なんで今頃?偶然に重なった?誰かが、その様に言ってるわけ?(笑)
 せっかく頂いた“お題”ですので、本日のエントリとして丁重に取り扱わせて頂きますわ(^^;




                           ◆

* 【浜錦=高頭パール×水泡眼???】

 端的にお答えすれば間違いです。流言飛語のたぐいと断言します。
 過去に拙ブログでも何度か触れたことが有りますが、正しくは・・・

 渡辺氏は、高頭パール×珍珠鱗(戻し交配?)で得られた金魚を累代繁殖。
 その中から偶然に“水泡状肉瘤”という変わった形質を持つ高頭パールを得る。
 その形質を持った魚同士の交配を続け、遺伝的に安定した形質が得られると判明、
 「浜錦」と名付けられ発表された・・・が、浜錦を作出された渡辺親子の息子さんから
 直接お伺いしたお話です。 (もちろん、要約してますよぅ~^^;)
 
 宜しいですかぁ~!「高頭パール×水泡眼」ではなく、当時の「高頭パール×珍珠鱗」
 が“浜錦の祖”となる金魚の作出過程です。

 又聞きでも、その又聞きでもなく(笑)、ご存命で第二の人生を歩まれ“作出に直接
 係わった”渡辺親子の一方の当事者から直接頂戴したお話です。
 もしもこの記事・文章を「デマ!」・「間違っている!」とご意見・ご批判されるのならば
 根拠を明示の上是非ともお知らせ頂きたい、宜しくお願い致します。

 ただし、もう少し掘り下げると「水泡眼」の名が出てこないこともない・・・(笑)
 過去記事参照: → http://hamanisiki.exblog.jp/5197111/

> 作出ベースとなった金魚は、1967年頃に(株)清水金魚が香港から輸入した
 肉瘤の発達するタイプの珍珠鱗、つまり現在の高頭パールと呼ばれている
 金魚だった。(中略)
 この時輸入された系統の高頭パールからは、ハナフサ・出目・背鰭の欠如したもの・
 パール鱗にならず普通鱗となるものなど、実に様々な表現を持った金魚が現われた。


 と、某専門誌にある記事を紹介した。
 私がお伺いしたお話の中でも同様のことを聞いている。要するに金魚の飼育・養魚
 方法に雑多な遺伝要因を取り込み、そこから発生する“奇異”ともとられかねない特異な
 形状・形質・表現を好んで取り上げた中国金魚の文化がそこに如実に表れている。
 
 私も渡辺氏の口から、「高頭パールには、らんちゅう・出目・青文・水泡など、色んな
 金魚の血が入っているんだろうな・・・」と聞いている。前述の専門誌にもあるように、
 浜錦の祖となった金魚からは、いろんな形態の金魚が渡辺養魚場では実際に
 分離・発生していたものと想像に難くない。
 
 当時、浜錦に唯一他の品種を掛け合わせた事実が有るとすれば、それは「東錦」のみ。
 前述の某専門誌でも、渡辺氏のお話からも確認している。
 (ちなみに、その東錦の具体的な出所・系統・用いた雄雌まで確認しています)
 過去記事参照: → http://hamanisiki.exblog.jp/5212186/

 よって、「浜錦=高頭パール×水泡眼」ではなく、当時の浜錦の元となった高頭パール
 の遺伝形質に多種多様な金魚の血が混在し、その中の一つに水泡眼も(も!)含まれる
 という程度のお話ではないでしょうか。
 
 「浜錦=高頭パール×水泡眼」と言われた方、実際にそのような交配をされたのか?
 あるいは実際にそのような交配で作った金魚を見たことが有るのでしょうか?

 その様な交配の金魚がいれば是非とも今後の後学の為に見せて頂きたい。

 またいまだどこのどなたがその様なことを仰っているのでしょう。 ぜひ、その出典根拠・
 発信者もお知らせいただきたいものです。




                           ◆

* 【浜錦の頭部肉瘤について】

 さてもう一つのお題、「カシラの瘤は水泡なんですか」についてなのですが・・・

 その様に質問される前に実際あなたは、浜錦の頭部に豊かに発達した“水泡状肉瘤”を
 直接触れられたことは御座いますか?また、オランダ獅子頭やらんちゅうの頭部肉瘤を
 直接触れられたことは御座いますか?また、水泡眼も直接あなた手ので触られた
 ことは御座いますか?


 その様な質問をされる方は、実際手に触れられたことがない方も多いようなので、
 まづ人に尋ねる前に、各品種の肉瘤や水泡を一度触ってこられた方がよろしいかと?

 この話題も過去に幾度となく拙ブログでも折にふれコメントを残していますし、
 Web上、古今東西各掲示板やブログで議論(?)し尽くされている感もあるので、
 今回は我が家の浜錦の資料用過去画像を例にとって、写真のみでご紹介します。
 (あえて私からは文章での回答は致しませんのでご判断ください)

 「普及種愛好会」さまのHP内、浜錦の解説欄でも同様の趣旨のコメントがみられます。
  →http://www7a.biglobe.ne.jp/~kinngyo-koubou/hamanisiki.html




 画像個体は、細菌によって侵され腐食・破れた「浜錦」3歳の頭部です。
 ↓
f0138974_9505198.jpg

 同個体、右側面から~
 ↓
f0138974_955521.jpg

 同個体、左側面から~
 ↓
f0138974_9554891.jpg

 同個体、真上から~
 ↓
f0138974_9563342.jpg

 同個体、健常時の形状です。
 ↓
f0138974_1054563.jpg


 事象報告として・・・

 1)腐食破損時、水泡状肉瘤が全体的に収縮した
 2)内部は乳白色で繊維質なゼリー状の塊が詰まっていることが確認できた
 3)状況発症後収縮は収まり、それ以上小さく成らない
 4)内部は食塩水0.5%に反応し、やや収縮傾向を見せる
 5)内部はメチレンブルー/マラカイトグリーンには一時的に染色されるものの
  恒久的ではなく、一日ほどで脱色する
 6)内部はエルバージュでやや収縮(融解?)反応を見せる
 7)内部はエルバージュ/グリーンFゴールドでは染色されない
 8)腐食破損した頭部はある程度修復されたものの、完全に元の形状まで
  復元・再生はしなかった

 (再生については、おそらく幼魚時であればほぼ元通りに修復されるのでは?と
  思っています)
 

 ・・・さてはて、いかがでしょう。これ以上のコメント・回答は致しません(^^;;
 ちなみにこの個体は現存し、4歳の余生?をのんびり観賞させて頂いております(笑)

 余談ですが、
 ついでのことなので(笑)浜錦の頭は「一つ瘤?・二つ瘤?」について少しだけ・・・。




                           ◆

* 【浜錦の頭部肉瘤について -おまけ】
 (註:1980年代初頭から1990年代後半にかけての当時の渡辺系浜錦のお話です。
    現在流通する浜錦と全てが当てはまるお話ではありませんので誤解なきやうに!)


 なぜ二つ瘤が浜錦の頭部形状の主流になったのか?ということですが、それは
 あくまでも後天的な理由。 すなわち市場のニーズに合わせた結果で、問屋サイド
 から意向・要請が有ったものと想像しています。 もっとも・・・

 詳しい割合は把握していませんが、一つ瘤と二つ瘤の発生確率は、やはり二つ瘤の方が
 多かったことも事実の様で、さらに顕著なカシラの発達は当時の一つ瘤では望めず、
 過去の国産金魚には見られないほど巨大に発達する水泡状肉瘤は二つ瘤タイプの方に
 多くその発生因子が内在されていたようです。

 ところが、3歳~4歳~と発達しすぎた水泡状肉瘤はヘッドヘビーとなり泳ぎも
 まま成らない個体も。 観賞生体としての価値そのものや、熱烈な一部のマニアを除き
 「グロテスク?」とともとられかねないその異常なまでの発達形態は、次第にニーズと
 そぐわない傾向になっていったのも事実。 当時の渡辺系浜錦のほとんどが2歳までに
 出荷~流通~されていたのは、そういった理由もあった模様です。
 要するに「沈まないうちに・・・」ということでしょうか?(^^;
 今現在となっては私はそういった個体、「熱烈大歓迎!」ですがねっ・・・(笑)

 また繁殖に用いられた親は2歳魚だったというのも、全く同じ理由からです。

 


                           ◆

 んで!
“なぜそのような質問をされるのか質問してみたい”のですが?
。。。(″´Д`)、、。。

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by G-kingyo | 2008-07-10 10:40 | 金魚四方山話

金魚の想ひ出・金魚にみた夢・お母さんに内緒の金魚・・・単一魚種を中心とした、Gと金魚の「愛と偏見」に満ちた?魚ログ


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